スカイバーでの占いで思ったこと

5月末から、毎週火曜日に新宿の京王プラザホテルの45Fにある、
「リトルベア」というスカイバーで占いをさせてもらっている。
http://www.keioplaza.co.jp/restaurant/littlebear/index.html

一応、夏季のビアホール期間(9月末まで)でのサービス提供という形。
(火曜はレディースデーで、サービスドリンクが無料で付く)

こちらでは店内に自分の席が用意されている訳ではなく、お客さんのテーブルを回って売り込んでいくスタイル。
そういう意味では、HPなどでこちらのことをある程度知ってもらった上、相談内容ありきで事前に申し込んでもらう
普段の鑑定とはまるっきり正反対だ。

当然、占いにまったく関心のない方も多いので、営業にいってもけんもほろろに拒絶されることもあるし、
時々だけれど、野次を飛ばされたり、物笑いの種にされて終わるというケースもままある。

ただ、そこで占いとは・・といった面倒な話をお客さんとするつもりはない。
自分自身、テーブル営業で断られたり、逆にうまくいって満足してもらえたり、
「一杯どう?」なんていうバーならではの展開になったりといったことを楽しんでいるし、
見知らぬ世界や他人のドアをノックするという意味では、
どれも同じようなことなのかも知れないと思っているところもある。

むしろ、お客さんからのネガティブな反応そのものは、
次第に気にならなくなってきている。
(意図的な攻撃と見なせる場合は別)

逆に、何回かやってみて次第に気になってきていることもあって、
それは一言でいえば「身のこなしや所作」について。

たとえば、
テーブルに伺う際も声のかけ方ひとつで、お客さんの反応は全然違ってくる。
最初は、話す内容やセンテンスの設計、それに表情を気にしていたけれど、
どうも、声のトーンだったり、身体の向け方、身振り手振りといった
直接、身体性に訴えかける情報の方が、変数になっているのではないか、
という印象が強くなってきた。

いったんそう思い始めると、確かにいい入り方ができたときは、
占い自体や、その後のお客さんの反応も全然違うのではないかという気もする。

見回してみれば、
一緒のフロアにいるバーテンの方も、ホテルのスタッフの方も、
すごくいい身のこなしをしている人はやはり少し違って見える。

恥ずかしながら、これまで鑑定をするにしても、服装はともかく、
身体的な所作や身のこなしについてまではほとんど気にしたことがなかったので、
これを期に、しばらくいろいろと模索してみようと思う。



*バーでの占いメニューなど
http://astro-ragus.com/skybeer.html