2014-01-01から1年間の記事一覧

シンネンを占う

年末まで、忘れっぽい自分のために、整理もかねて今後について思うことをつらつらと書いていこうと思う。 『ゴットファーザー』にみる土星と冥王星 12月13日に朝日カルチャーセンターで「2015年を占う」という講座をやらせてもらってから、無性に『ゴッドフ…

芭蕉、ハイデガー、占星術

先日の古典勉強会で、チェトンミンさんは、書かれたテキストをコントロールしようとするのが作家論や作品論の立場とするならば、意味論や読者反応論は、テキストと向き合い、テキストそれ自体の(こちら側への)開かれを聴きとろうとする立場だ、と言ってい…

虫と水に自分を重ねてみる

チェさんの古典勉強会(「おくのほそ道」)、10月27日の記録と省察。十五夜に生まれたとされる芭蕉は、月を見るのが好きだったそうだ。 そんな芭蕉が月にちなんで詠んだ句に次のようなものがある。「夜ひそかに 虫は月下の 栗を穿つ」しんとした夜の空気の中…

西洋占星術入門講座@渋谷大人の学校(11月4日開講)

最近、ますます自分のやっていること=占星術が、よく分からない、 得体の知れないものになってきているように感じています。考えてみれば、占星術の基本というのは、ホロスコープ(空の見取り図)をつくり、地球を取り囲む宇宙を眺めること。 そこから逆に…

『新プラトン主義と錬金術:神智学の起源をたずねて』

おとといアレクサンダー・ワイルダーの『新プラトン主義と錬金術』を読んでいたら、 プロティノスの師であるアンモニオス・サッカスと彼の弟子たち(「真理の愛好者」) についてのこんな一説と出会った。曰く、 かれらはときどき「類比学者」とも名づけられ…

10/22(水)「占星術×エレメント論」でワンデーセミナーを開催します。

急きょですが、10月22日(水)14〜16時、渋谷の大人の学校さんで占星術のワンデーセミナーをやります。 テーマは、「占星術へのアプローチとエレメントの再考」。 両者を重ね合わせつつ、あらためて占星術を実践するというのはどういうことだろうか? という…

講座の風景

講座で使われるホワイトボードと、ウィジャボードの“ボード”って、 同じボードなんだな、という当たり前といえば当たり前のことなんだけど、 それまでまったく意識になかった事実に最近ふと思い至った。もっと言えば八卦盤やホロスコープも同じボード。 boar…

「夢の跡」とホロスコープ

7月もチェさんの勉強会に通い、芭蕉のおくのほそ道を読んでいた。 ところは既に旅の折り返し地点でありクライマックスでもある平泉。かつて黄金の王国とも言われた栄華の中枢・奥州藤原氏三代の館跡も、500年後の芭蕉の時代にあっては既にその名残もなくただ…

7月からの新講座について@朝日カルチャーセンター新宿校

今月から朝日カルチャーセンター新宿校にて『西洋占星術の基礎』という連続講座を始めます。全4回。初回は心理占星術研究家・鏡リュウジ氏との対談『今、星占いを考える』。 http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=250787&userflg=0 タイトルの「…

心のおしゃべりから抜け出す

今年1月から、芭蕉のおくのほそ道を読む、日本の古典読書会に参加している。具体的には、チェ先生という60前後の韓国出身の方を囲んで、5,6人で月に一度中野のカフェに集まっているのだけれど、 4月初旬の会の内容が妙に心に残ったので、以下に会の様子とい…

星追い人の行動指針(再掲)

剣の上を渡るとき、 氷の上を行くときは。そぞろ歩きを諦めて、 いっそヒラリと宙返り。あるいは断崖絶壁でぱっと手を放すこと。 大死一番、反対方向に舵を切れ。

身体の変化と、4月からの占星術基礎講座について

3月の頭頃に、高井戸でやっている野口整体の活元体操会へ行ってきた。 身体の動くままに任せていたら、骨盤を開こうという感じで腰をゆさゆさしていたのだけれど、 チラと見た横の女性はもっと動きがダイナミックで、さながら衣を脱ぎ捨てようとしている蓑虫…

2014年の春分図雑感

20日の春分の日の晩は、鏡さん宅での宴会に参加するのと並行して、 大阪でラクシュミーさんいけださん芳垣さんらのやっていた国際占星術デーUst放送に 電話で春分図についての一言コメントさせてもらった。やはり今回は何と言ってもまず東の地平線に昇ってい…