近況&大阪講座「相性占星術入門」について

久しぶりの更新なので、まずは近況をば。

今年の春先から、「商人塾」という連続セミナーでゲスト講師をやらせて頂いています。
http://kishi-kaikei.jp/info/info10.html

この商人塾は、「今の時代を生き延びる経営とは」をテーマに、宇都宮の岸会計事務所さんが主に中小企業の経営者へ向けて開講しているもので、内容としては、長年税理士という立場から多くの企業みられてきた現場経験を、「易経」の教えと照らし合わせつつ、そのエッセンスを伝えていく、というユニークなものとなっています。(ex 人の栄枯盛衰を六つの段階を経て変化していく龍になぞらえて捉える等)

先週そこで、僕も「呼吸と運勢」について話をさせてもらったんですが、これはかいつまんで言えば、「息が乱れていたり、ずれていれば苦しくなるし、息がスムーズにされ、あるいはピタッと合ってくれば気持ちいい」という呼吸の感覚は、“運気”というなんだかよく分からないものを考える際に大事な鍵になりそうだ、というものでした。

そして、この息と運の関係は、個人のレベルだけでなく、相性やグループ、集団にも当て嵌めることができます。例えば、仕事でもカップルでも、なんとなく相性がいいなと感じるとき、日本語で「息の合う」と表現しますが、これも、気持ちのいい呼吸の“間”こそがいい運気、ひいてはよい結果へと通じているということが、伝統的に日本人の間でよく知られてきた証左ではないでしょうか。

“間”は時間的なタイミングを表すと同時に、空間的なバランスをも表す、日本独特の表現ですが、占星術を通じて様々な相性というものを見ていると、この“間”ということを非常によく考えさせられます。というのも、相性というのは、結局それぞれ固有の時間感覚を持つ人間同士がたまたま重なり、鉢合わせになるタイミングが持てるかどうかという問題であるのと同時に、それがいかなる空間で、どんな側面を向けあいつつ行われていくのか、という距離感や組み合わせ、バランスの問題であって、その総体として感じられてくるものだから。つまり、客観的に実在する良し悪しではないんですね。

今週末大阪で、鏡リュウジさんとジョイントでやらせていただく相性講座入門では、そうした感覚をふまえつつ、人間のつくりだす相性の妙というものを、実例を交えてお話ししていきたいと思います。まだ席にも余裕があるそうなので、ご興味ある方は奮ってご参加くださいませ。

「相性占星術入門」講座@カイロンの詳細はコチラです。
http://www.chiron-school.com/osakaone.html

講座概要

■第1部 相性占星術 理論編

相性とは何か
ユング心理学における「相性」
占星術におけるシナストリーとは

相性占星術における各天体、感受点の意味

相性占星術の歴史的エピソード
相互アスペクトの意味と順位付け

内惑星同士のアスペクト
内惑星×外惑星のアスペクト
外惑星×外惑星のアスペクト

相互アスペクトにおけるパターンの形成
グランドクロス、などなど)


■第2部 相性占星術 実践編

『星のワークブック 相性編』のソフトを使って、有名人の事例などを一緒に読み解いていきながら、相性占星術の実際を考察していきます。
またご自身のデータもお持ちください。時間があれば、そちらも検討していきたいと思います。